ミュウと波動の勇者ルカリオ

劇場版ポケットモンスター第8作目になるのが、ミュウと波動の勇者ルカリオだ。
物語の始まりは古代。まだモンスターボールが無い頃、波動使いの勇者アーロンとその従者ルカリオはとある城で生活していた。
しかし、大きな争いに巻き込まれてしまう。ルカリオは偵察中に目を負傷し、目が見えない中多くの軍勢が迫っている事をアーロンに伝える。
アーロンはその事を知るとピジョットに乗り、ルカリオの元へ。そしてルカリオを杖に封印すると城を捨て逃げると言い残し姿を消した。アーロンの姿が無くなった頃、世界の始まりの樹が美しい光を放ち、戦は収まった。
その事から、アーロンは波動の勇者として語り継がれる。そして、現在…サトシ達はその城のポケモンバトルの大会に参加。優勝者となったサトシはパーティでアーロンの使っていた杖を掲げる。
その時、杖から声がすると封印されていたルカリオが現れる。目の見えない状況で、アーロンと同じ波動を持ったサトシをアーロンと勘違いするが、現在がルカリオが封印された時から何百年も経っている事を知り、混乱するルカリオ。
ちょうど同じ頃、城に現れたミュウを調査するためやってきたキッドという女性がミュウに発信器を取り付けようとするも、辛くも逃げられ。その時一緒に居たピカチュウとニャースはミュウに連れられ世界の始まりの樹へと向かう。
ピカチュウを探すため、ルカリオに力を借り世界の始まりの樹に向かうサトシ一行。アーロンに裏切られた事で人間不信になっていたルカリオも、サトシ達と触れ合う内にその心開いていく。
そして、世界の始まりの樹でピカチュウと再会したサトシ達であったが。ポケモンの楽園である世界の始まりの樹の防衛反応により、人間達は除去されてしまう。
ミュウは己の力を振り絞り、世界の始まりの樹から人間達を救い出すも。力を使ったせいで、世界の始まりの樹は崩壊を始める。そんな時、ルカリオは時間の花が見せる奇跡により、アーロンが実際はルカリオを護るため封印した事。
そして、自分一人の命を賭け城を救った事を知り。自らの命を賭けてアーロンと同じように今度は世界の始まりの樹を救った。
今作では、過去に長い眠りについたルカリオとアーロンの友情や絆を大きなコンセプトにした物語となっている。今作では敵らしい敵という人物やポケモンが居らず、悪役がいないと言うのが今までの作品と大きく異なっている。
ポケモンのために命を賭ける人間、人間のために命を賭けるポケモン。ポケモンと人間の絆、というポケモンのストーリーの根本を究極の形にした筆者個人としては最高傑作の一つと言える物だ。

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