アルセウス超克の時空

劇場版ポケットモンスター第12作品目になっているのが、アルセウス超克の時空へだ。
今作がダイヤモンド・パールシリーズの三部作の最後の作品となっており、前作、前々作から続くシリーズの完結作品にもなっている。
冒険の旅を続けるサトシ達一行は、とある街にやって来た。そこで、謎の現象により巻き起こる竜巻に巻き込まれる。
それを助けたのがシーナというポケモンと心を交わす事のできる女性と、ディアルガだった。
ディアルガのおかげで間一髪で助かったサトシ達だったが、未だ怒りを持っているギラティナが突然ディアルガを襲う。
ギラティナへと心をかわそうと試みるシーナであったが、怒りが大きすぎたため届かず失敗。サトシが呼びかける事で、前作協力関係にあった事もあってかギラティナの怒りも収まる。
そこで、シーナがギラティナへとディアルガ達に向けられた怒りを解くために戦いに至る過程を説明。ギラティナはそれに納得したのか、攻撃をやめ反転世界へと戻って行った。
サトシ達はシーナと行動を共にし、彼女らは空間、時間、そして反転世界の歪みを見守る者だと説明を受ける。
その中で、本来出会う筈の無いディアルガとパルキアが出会ってしまったのは。全てのポケモンを生み出したと言われるアルセウスが目覚めようとする予兆による歪みによるものだと発覚。
そして、アルセウスは大昔。人間のため命を賭して世界の危機を救い、荒れた大地を救うために命を分け与えたにも関わらず。人間による裏切りに怒り、人間を裁こうとしていると説明する。
アルセウスが目覚めると、シーナはかつて先祖が返す筈だった命の宝玉というアルセウスが分け与えた命のかけらを手に返そうとする。
しかし、それは偽物であり余計にアルセウスの怒りを買う事となった。アルセウスの猛攻により街が破壊されて行く中。ディアルガ、パルキア、ギラティナが現れ人間を守るためにアルセウスと対抗する。
アルセウスの猛攻を必死に抑えながら、ディアルガはサトシ達を過去へと飛ばす。そこで、サトシ達が見たのはダモスというかつてアルセウスと心を通わせ、命の宝玉を預かった男がアルセウスを裏切り攻撃を仕掛ける場面であった。
その結末を回避するため、更に過去へと遡るサトシ達であったが。その神殿を守護する者達により捕縛されてしまう。シーナは一人、ギシンというその神殿のリーダーに未来におこる結末を説明し命の宝玉を返す事を進言していた。
牢に閉じ込められたサトシ達は、同じく捕らえられたダモスと出会う。裏切りを攻め立てるサトシ達であったが、実はギシンのポケモンによる催眠術で操られていたと言う事が発覚。
ダモスはポケモン達の力を借り、牢から脱出してアルセウスの元へと向かう。
しかし、ギシンはシーナの話を元に更に強力な攻撃でアルセウスを殺そうとしていた。追い込まれるアルセウスであったが、ダモスの必死の呼びかけによりサトシが取り戻した命の宝玉をその身に戻す事で復活。
ダモスへの誤解も解け、サトシ達は自分の時代へと戻って行く。自分の時代に戻って来たサトシの呼びかけにより、新たに修復された時代の記憶が宿ったアルセウスは攻撃を止め、破壊された街も元に戻って行く。
命の宝玉をアルセウスに返した事で再び荒廃するかと思われていた世界は元の豊かな物のままだった。
それは、アルセウスに感謝を込めたダモス達が必死にポケモンと手を取り合い現在に続くまでその土地を守り続けた結果だった。
アルセウスは自分もまた、人間とポケモンが共存する世界の一部である事を知り。サトシ達にこの世界を愛おしむ事を告げ去っていくのだった。
今作では、ディアルガとパルキアが出会い戦う事となったキッカケが漸く明かされる。
ストーリーのコンセプトとしては、人間のために命を削り分け与えたアルセウスを人間が欲望のまま殺してしまおうとした事による怒りの裁きに重きが置かれている。
今まで以上に重いテーマであり、元々人間を大切に思っていたポケモンが裏切りによって怒りを抱く、という今までとは違う作風が特徴だ。
また、別の時間軸を描いた作品はセレビィ時を越えた遭遇や、裂空の訪問者デオキシス、ミュウと波動の勇者ルカリオと今までにもいくつかあったが、
サトシ達自身が時空を超えるというストーリーは今回が初めてとなっている。

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